ささえあたご山野草苑日記(旧:佐々江あたご山山野草苑準備ブログ)

南丹市日吉町上佐々江にて2018年夏オープン予定(早まりました)の山野草公園のブログです。準備中の様子やオープンのイベントなど紹介します。

2011.8.21 KZファーム 稲田まわりの草抜き さつまいもつるの煮付け

わたしがお世話になりつつ、手伝っているもうひとつのフィールドに日吉町のS江にある「KZファーム」がある。

ここは、ひよし森林倶楽部の先輩、Kさんの所有する農場である。昨年は、もち米を果敢にも無農薬で作り、正月と先日7月にももちつきを実行した。夏の餅つき!Kさんは、大変な行動派なのである。
夏の餅つきの模様↓

さて、この日は、稲田のあぜやその稲の間に発生した「ねむの木」の葉に似た葉を持つ雑草を、見つけ次第抜いた。Kさんとわたしのほか、Yさんの三人で、肥料の空き袋を持ち、あぜの周りを注意深く回る。
田の中は、今水を張ってあるが、田植えの頃より土が固くなっていて、わたしも長靴であぜから2、3メーターのところなら、難なく移動し、その草を抜くことができた。
稲の丈くらいに伸びているものもある。
この草は、草刈機をあぜにかけると、葉が飛び散って、水があれば、その葉っぱから根を出し、成長するという、恐るべき繁殖力を持つという。
だから、草刈機は使わず、手で根っこごと抜いて、そのままにせず(普通の雑草ならそれでいいが)、ちゃんと袋に詰めて土から離しておかないと、いくらでも増えてしまう。
約1時間くらいかけて、水田の周りを回る。所々、泥が深いところがある。そこは、長い長靴(水田用)をはいたKさんに任せる。
Kさんは、水田の真ん中にも行っていた。

その後、いちごの苗を植えている畝の雑草抜きを、KさんとYさんはされていた。その間、わたしは、Kさんの本職である植木業で発生した剪定後の木の枝の山から、からみ合った枝を抜き、ドラム缶に燃やしていた火にほりこむ作業をしていた。
ドラム缶の火など、夏はめちゃくちゃ暑いはず。だが、この日は雨模様で、数日前からめっきり夏の勢いが衰えており、雨と冷房で冷えた体に快い部分もあった。

最後に、さつまいもの出来具合を調査していたKさんが、「このつるはおいしいんやで。いっぺん家で、たいてみひいんか?」といって、イモのつるから伸びている葉っぱの部分の茎を何本か切ってくれた。わたしも何本か切った。

それを家に持ち帰り、翌日まないたのうえで短く切った。

このつるもよく見ると、左の方の葉の根元が赤みを帯びている。右のはそうでない。
赤みの帯びているのは、わたしが知らずにつるから切った葉で、Kさんによると違う種類のさつまいもらしい。

わたしが切った赤いほうのつるから料理する。かつおぶしとお揚げを入れて煮立てた。

味はしょうゆと塩に白ワインを少し入れた。5分もかからずできる。
味は?たしかに蕗のような食感で、みずみずしく美味しい!