ささえあたご山野草苑日記(旧:佐々江あたご山山野草苑準備ブログ)

南丹市日吉町上佐々江にて2018年夏オープン予定(早まりました)の山野草公園のブログです。準備中の様子やオープンのイベントなど紹介します。

2011.4.17 府民の森ひよし 「ひよし森林倶楽部」活動に参加

今日は、一年前から参加している「ひよし森林倶楽部」の例会で、毎月この団体は、月1回から2回のペースで、京都府南丹市日吉町にある「府民の森ひよし」を活動地として、その場所の森林整備を行っている。
じつは、わたしのボランティア体験は、この団体への加入がスタートであった。
(そのときのことは、また紹介します。)



なんと、この日はカメラを家に忘れてしまい、活動内容は文章でのみ報告します。
ただ、この倶楽部のHPに活動内容の写真が公開されています。ご関心のある方は、ご覧ください。→http://www.cans.zaq.ne.jp/fuadt302/forest/photo_0417.html



さて、朝から天気がよく、京都市内から移動する道中でも、ところどころ桜が満開で美しく咲いていた。府民の森ひよしでも、ソメイヨシノの木がたくさんあり、ほぼ満開であった。
この日の活動は、府民の森の事務所や宿泊用施設(有料だが低価格で泊まれるロッジがいくつかある)のあるメインキャビンゾーンから車で約10分のエリアであった。
ただ、倶楽部の備品であるチェンソーやその他の道具をそこまで運ばねばならない。
朝、活動の始めに府民の森メインキャビンにある会議室にてミーティングを行う。
そこで、今日の活動の内容と、今日から新しく参加される方の紹介があった。


この方は、なんと東北関東の被災地のひとつである茨城県から京都の伝統工芸を学びに最近来られたばかりで、地元茨城での森林ボランティアの経験があり、ぜひこのひよしでも活動を続けたいとのことであった。


実は、この日、わたしの元職場の同僚で、京都市内に在住のUさんも、見学のため、活動に参加された。Uさんは、実は、丹後の農家のご出身で、山仕事の体験は幼少時にお持ちであり、刃物の扱い方も、なじみが感じられた。

チェンソーには、車に積み込む前にガソリンとオイルを給油する。ガソリンは、エンジンオイルと混合してから入れないといけなく、その混合方法をはじめて目の当たりにした。


混合率は、オイル1:ガソリン50の比率ということだったが、以下の方法で行った。


まず、混合油を入れる容器(あまり大きくはないが、容器が二つくっついていて、片方に混合ガソリン、片方にチェンソーの潤滑オイルを入れる構造になっていた)にガソリンを5リットルシリンダー的な容器で1リットルづつ計って入れる。


次に、エンジンオイルだが、オイルの緑色の液体)の入っている白いポリ容器の排出口のすぐ下に、10ミリリットルごとに目盛りのついた四角いボックスが作ってあって、容器の下を手で押すとそのボックスの中に液体が注入される仕組みだった。
そこに液体を10ミリリットル(だったとおもうが)を注入し、その分量をガソリン5リットルを入れた容器に注入、ふたを閉めてシェイクする。これで、OK。


チェンソーには、注ぎ口がチェンソーにガソリンを満タンにすると自動で止まる仕組みになっている。しかし、1台チェンソー側の受入れ口が狭く、そのガソリン容器の注ぎ口が入らないものがあった。


その場合は、無理に注ぎ口を押し込まず、やかんからお湯を注ぐスタイルで、混合ガソリンを注ぎ込む。


チェンソーには、燃料を入れるバルブと潤滑オイルをいれるバルブがあり、間違うと危険である。(実際、ある方のチェンソーに入れ間違ってしまった)


わたしは、チェンソーをまだ使ってないが、準備を手伝いつつ、以上を学ばせていただいた。(チェンソーについては、最近この倶楽部に参加された、木材製造を長年業務とされているYさんが、異常に詳しく、かなり負うところが多い)


本日の主な活動内容は、
・上記エリアの斜面周辺の倒木の除去、整理
・上記の山道の整備(倒木等を使用した階段設営)
が主な活動内容であった。


このエリアは、この倶楽部が創立時から手入をしているエリアで、そのとき整備した道が、もう10年近く経った結果、落ち葉に埋まったり、段も木がくちて、崩れ落ちたりしていた。


わたしがこの活動に参加したのは、ちょうど一年前だったが、以後昨年一年は、この初期の活動エリア以外の整備が、主な活動になっていた。
たしか、一度だけ、同様の活動をしに来た以外は、足を踏み入れていなかった。少なくとも、1年間はこの一度以外、面倒を見れていなかったことになる。


この日は、担当を3つのエリアに分け、それぞれ4から5名のメンバーに分かれ、活動した。わたしは、そのひとつの斜面勾配の急な山道の朽ちた段の補修および新しい段を倒木を切った丸太で作ったり、道を「スイーパー」とよばれる金属製のほうきのようなもので掃き、落ち葉や石ころを除去したりした。


このエリアは、比較的木が少なく、日当たりのよい急坂の途中にあり、作業中わたしは、足を滑らし切り株に後頭部ををぶつけるという失態を犯した。


しかしながら、やはりヘルメットの威力は絶大で、打ったときに衝撃はあったが、こぶもできず、後遺症もまったくない。


ヘルメットは、必ずしなければならないことを痛感した。


同じような時刻(かどうかは、実は知らないが、、)別のエリアを担当されていたFさんは、倒木の処理の最中、木とともに谷川にざぶんとはまり、ひざ上まで水につかられたとのことだった。。。幸い、たいしたことはなく、その後ジャージに着替えられたほかは、その痕跡もなかった。(サルも木から落ちるとはこのことか、、)


がんばって作った丸太の階段だったが、会長の点検を受けたところ、山道は段差をつけすぎると、かえって登りにくい、と駄目だしがあった。。階段は究極の手段であり、ほんとうは、傾斜のゆるい道を段差を作らずならしていくのが、道作りの王道らしい。


う〜ん、なかなか道作りも難しい。